鎮痛薬 投与時間空けるのはなぜ?

看護師ブログ

はいどうもー看太郎です!!

毎度閲覧ありがとうございます!

今回も新人さん向けに鎮痛薬について書いていきます!

よくDr.指示で

「鎮痛薬は6時間間隔あけて」

と見ることありませんか?

なぜだろうと思ったことあるのではないでしょうか?

目の前で痛がってる人を見たら助けてあげたいと思いますよね?

今日はなぜ6時間あけなくてはいけないのか答えていきます!!

 

なぜ鎮痛薬の投与は6時間あけるのか

結論から言うと

副作用を防ぐためなんです!

そりゃそうだ!なわけですがこの結論についての根拠を答えていきます!

 

基礎知識

薬は成分が体内に吸収され、血液中の濃度がある一定を超えることで効果を発揮します。

この血中濃度のことは有効血中濃度と言います!

その後、体内で代謝・排泄され、有効血中濃度が一定より下回ると効果は消失します。

薬剤が代謝、排泄される時間を表す指標として、血中濃度半減期という言葉がよく使われます。

これは血中濃度が1/2になる時間を表しています。

 

薬剤の効果がなくなったとしても、血中にはある程度薬物が存在します。

このタイミングで再度薬剤を使用すると

効果はあるが過量投与となり、副作用になりやすくなってしまう

ということが起こります!

 

鎮痛薬の場合は?

鎮痛薬の場合も同じです。

添付文書を見ると投与間隔は4~6時間以上と記載されているものがほとんどです。

NSAIDsなどではアスピリン喘息や腎障害、消化性潰瘍などが副作用としてあります。

その為、ロキソニンにはレバミピドなどの胃腸を守る薬剤が処方されます!

アセトアミノフェンでは肝障害、オピオイドに関しても呼吸抑制や便秘傾眠などの副作用があります。

こうした副作用を引き起こさないように調整するためにも6時間空けるという投与方法を守りましょう!

 

また鎮痛薬などは患者さんの訴えによって使用する事も多くあります!

痛みに弱い人や内服したいと訴えが多い人もいますので、必ず

「前回はいつ内服したのか、何回飲んでいるのか、飲むタイミングは明朝なのか、リハ前なのか」

など把握し適切に内服できるようにしていきましょう!

 

また検査データで肝臓や腎臓などのデータも把握しておくと良いでしょう!

 

内服後も痛みを訴え続ける時は?

こんな悩みもありますよね?

こういったときは異なる作用機序の鎮痛薬を併用する方法もあります!

もし効いていそうにない場合はドクターや薬剤師さんに相談しましょう!

 

 

今回から、こういった新人さん向けの勉強記事も聞いていきたいと思いますのでまたぜひ見に来てくださいね!

質問も取り扱っていますのでコメントやTwitterからどうぞ!

 

 

それでは今日が人生で一番若い日!

知識技術をつけてできる新人になってQOL爆上げしていきましょう!

それでは~!看太郎でした!!